Q. X線CTとは?
A. X線で身体をスキャンし断層像を撮影する装置です。
CTはX線により身体の断面を様々な方向から、頭部、胸部、腹部、四肢を観察することができます。特に診断しやすい疾患として、脳内出血や一定サイズ以上の脳腫、呼吸器疾患、脊椎疾患、一部の消化器疾患や腎疾患です。ただし、レントゲンと同様、すべての診断が可能というわけではありません。
X線CTのメリットとデメリット
一般にあるレントゲンと違い、CTは輪切りに撮影できるというメリットがあります。 また、そこからの画像を元に立体的に画像処理を行うことも可能です。 では、デメリットは…残念ながら麻酔をかける必要があります。みなさまもレントゲンを撮るときは動かないですよね。一般のレントゲンなら獣医や看護士が動物を押さえて撮影することができますが、CTともなるとそれは大変な作業となり、またスタッフの被爆ともなります。よって、麻酔をかけることが条件となってしまいます。 麻酔時間は要領よく行えれば5分ともかからないです。
CT検査を受けるには
CT検査を行うにあたり、全身麻酔下での検査となります。短時間の麻酔ではありますが、麻酔による合併症が起こる可能性があります。その為、同意書が必要となります。 同意書は、病院にてお渡し致しますので詳しくはお問い合わせください。